ソポクレース and 1 more アンティゴネー (岩波文庫)

オイディプスの続々話。
全員が不幸になる。
クレオンはまともな人物であり、悲劇をもう少し丁寧にしてほしかった。あんなざっくりじゃない。あまり悪いことしてないし。
残りは妹だけどイアネーアスはどうなるんかいね
少し雑な構成。伝令がピエロ調

ホメロス and 1 more ホメロス オデュッセイア〈下〉 (岩波文庫)

流れるように読むことができた。
まずは最後。
アトレウスとアガネムノンの死者の語り。死に際とは何かか。
ペネロペイアの女っぷりもよし。だんなをためして愛したり。のろけもよし。
女中の殺し方は恐いね。残虐。生きたまま陰部を犬に食わせるとは。
あとは昔の考えかただな。
アレスとアプロディーテはなんだか嫌われてる。やっぱり戦争と恋愛、性欲?誘惑?は度がすぎるということか。
オディッセウスもなんだか好かれてない。ずるがしこからか。
だれが一番愛されていたのか。いまで言う三國志なら誰が好き?みたいなものかな。孔明は最近嫌われてる感あるしね。

ホメロス and 1 more ホメロス オデュッセイア〈上〉 (岩波文庫)

イリアスを読んだ後だと、すごく楽しい。アガメムノンアキレウスも死んだし、幽霊でるしで、外伝みたいな気持ちになる。
一方ですごくファンタジー。女神や怪物あばれまくりで、シリアスさが少ない。イリアスみたいにまじめでもいいのになぁ。
まあでも読みやすくすいすいとくる。戦闘場面は退屈になりやすいとの解説も納得。
オディッセイアは部下から嫌われてるような気がした。目立ちすぎなのかな。

稲盛 和夫 アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)

小さい単位までに採算性を導入し競争させる。社内価格などを決めるためにリーダーの人間性が問われる。
下請けいじめてないかね。たぶん同じ経営スタイルを下請けに求めてないか。経費削減への閉塞感を感じる。
内容が社内の幹部研修史料のせいか読みにくい。なんか頭に入ってこない。強い意思とか、なんだかけっこう古めかしい。
とりあえずリーダーの公平性が肝。

ホメロス and 2 more イリアス〈下〉 (岩波文庫)

下巻はアキレウスあばれる。命乞いも許さず殺害の限りをつくす。そのさまは前後の話とは違和感がすごい。悪鬼羅刹。
死ぬ運命にあるはずなのに、最後はヘクトルの葬儀で終わる。未完なのかな。
レトリックの多い文書にもなれてきた。深みを感じる。
よし次はオディッセイア。大学生のころ読んだ。次はどう感じれるか。年くったな。